- いそ
- I
いそ【五十】ごじゅう。 また, 数の多いことをいう。II
「岩の上の松の梢に降る雪は~かへり降れ後までも見む/古今六帖 1」
いそ【磯】※一※ (名)(1)岩石の多い, 海・湖などの波打ち際。(2)水際の岩石。「~の間ゆ激(タギ)つ山川絶えずあらば/万葉 3619」
(3)冠の縁(ヘリ)。→ 冠(4)琵琶・和琴(ワゴン)・箏(ソウ)の胴の側面。(5)鞍(クラ)の部分の名。 前輪(マエワ)・後輪(シズワ)の海に沿う高い所。→ 鞍橋※二※ (形動ナリ)〔近世語。 「富士は磯」の略〕はるかに及ばないさま。 未熟であるさま。 下賤(ゲセン)なさま。「そち達のやうな~なよね狂ひ達は/浮世草子・禁短気」
~の鮑(アワビ)の片思い「鮑(アワビ)の貝の片思い」に同じ。
Japanese explanatory dictionaries. 2013.